脚がむくんで太くなり、気にされている患者さんが、たまにいらっしゃいます。女性が多いですね。美容面から気にされていることが多いようですが、体調面からも、むくみは警告信号だと思います。

むくみの主な原因は、細胞の周囲にたまった余分な水分です。

動脈を流れている血液が毛細血管に入っていくとき、血液成分の中の血しょうが、細胞の間に滲みだします。これは、組織間液と呼ばれていて、むくみの原因は、この液体です。

細胞に滲み出した組織間液は、細胞に必要な成分(栄養)を補給したあとで、リンパ管に入り、それから静脈へ入り回収されます。

リンパ管の働きがちゃんとしていれば、余分な水分は回収されますが、リンパ液の流れが悪くなると、余分な水分が細胞の間にたまっていき、むくんできます。

立ちっ放しや座りっぱなしでする仕事などで、長い時間、体を動かさないでいると、むくみやすくなります。

リンパ液は、筋肉の収縮がポンプの役割をすることで、体内を循環しています。ですから、体を動かさないでいるとリンパ液の流れが悪くなるのです。

むくみを防ぐために、適度な散歩(ウォーキング)をお勧めします。

筋力が衰えると筋肉のポンプ作用も低下しますので、筋力を維持することが、むくみ予防につながります。

水分の取りすぎもむくみの原因になります。コーヒーや緑茶は、利尿作用があるので、むくみを改善する効果が期待できるようです。