生理のしくみ

女性の生理

女性ホルモン(エストロゲン等)は、脳の視床下部が判断し下垂体を通して分泌指令を出します。視床下部は、ホルモンや自律神経を統合してバランスをとる司令部ですが、外部からのストレスにとても弱いです。仕事、人間関係、無理なダイエット、過労、睡眠不足などでダメージを受けバランスを崩します。

ストレスで視床下部の働きが鈍ると、スムーズに女性ホルモン分泌指令が出せなくなります。指令が無ければ卵巣は女性ホルモンを分泌しません。すると排卵リズムが狂い、生理不順になります。生理不順の女性は、過剰なストレス、生活の不摂生などが無いか点検したほうがいいと思います。

ホルモン補充療法は、自発的ホルモン分泌機能を低下させるから、たまには月経があり排卵する女性は、体調を整え、生活リズムを正し、ストレス解消をまず心がけたほうがいいと思います。

女性の生理(月経)と体調の関係

生理のときに女性は、骨盤が開いて下がり、経血を排泄します。注意深く観察すると、腰のくびれが少なくなりずん胴になって、脚が少し短くなった感じになるのがわかります。後ろから見ると、お尻が少し落ちている感じです。

生理の二日目くらいは経血の排泄量が増え、休みたいと感じる人が多いようですが、仕事をしていると体の声を無視してしまいがちです。女性の体のリズム、特に生理のリズムを無視すると、生理痛、偏頭痛、肩こり、腰のだるさなどで苦しむことにつながります。体の問題だけにとどまらず、情緒面で不安定になったりする女性も多いようです。

体調不良の女性で、生理不順や生理痛に苦しんでいる人は少なくありません。そういう女性は、頭(そのもの)が緊張していて、慢性疲労を起こしています。そして、その状態に気づいてない人が多いようです。

頭が緊張していると、骨盤は開きづらくなります。だから経血の排泄が滞ってしまい、子宮の掃除がすっきりと行なわれなくなります。

生理が終わると、開いていた骨盤が閉じ始め上がってきます。そうなれば、生理が終わったすがすがしさや、女性らしい体つきの美しさが出てきます。骨盤が充分に閉じないと、生理がすっきりと終わらず、排泄が少しずつダラダラ続く状態になります。

女性の生理と乳房のケア

女性は初潮が始まる頃からエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が増えて、乳腺が発達して乳房が大きくなります。

乳房と女性生殖器は、女性ホルモンで機能的に連携しています。乳房が大きくなって初潮を迎えると、排卵ができる大人の女の体になります。そうなると、エストロゲンと、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌され始めます。

女性の体は、エストロゲンの分泌量が増えると子宮内膜が厚くなり、排卵が起きて妊娠する体勢になります。排卵の後ではプロゲステロンが増え始めます。プロゲステロンは、妊娠を維持し継続させるためのホルモンですが、妊娠しなければ2週間くらいで分泌量が減ってきて次の生理が始まります。女性の体はこの2つのホルモンによって周期的に変化しているのです。

子宮内膜が厚くなって排卵すると、乳腺が刺激されて乳房が大きくなります。生理で子宮内膜がはがれると乳房は小さくなります。このように乳房と女性器は連動しているのです。エストロゲンとプロゲステロンがバランスよく分泌されないと、女体の身体はバランスを崩し子宮内膜がはがれにくくなり、生理痛がでたりします。

今の女性は、仕事や経済的な事情などで妊娠・出産の時期が遅い人が多く、出産の回数が少なくなっています。授乳期間も昔より短いようです。その影響もあってか、生理痛など女性生殖器や乳房のトラブルも増えていると言えます。

乳房と女性器(子宮、卵巣)はホルモンで連動してるから、乳房をマッサージして血液、リンパ液の循環を良くすると、女性ホルモンのバランスが整い、毒素の排出が促進されます。そうなると子宮内膜もはがれやすくなり、生理が楽になります。女性にとっては乳房のケアは健康管理の重要なポイントなのです。

乳房が柔らかくて温かくて弾力のある状態で動きがいい、つっぱりやしこりがない女性は健康状態がいいでしょう。乳房が張って詰まった感じだと、血流やリンパ液など体液の循環が悪くなっていて老廃物が溜まっている状態ですから。

女性の体は毒素が溜まりやすくできています。特にプロゲステロンの量が増える排卵後の時期は、栄養吸収が活発になり吸収した栄養素を体外に出さないようになり、老廃物の排泄が滞りがちになります。

また、肩甲骨の動きが悪いと乳房の循環も悪くなっています。肩こりや偏頭痛、背中の痛み、腰の痛みがある人も、乳房の循環が悪くなっていることが多いようです。

乳房が大き過ぎて重い女性は、乳房の下側に老廃物が溜まり排泄が滞っていることが多いようです。そうなると乳房が垂れてきたり、肌が荒れたり肩が凝ったりしてきます。乳房は女性の健康状態のバロメーターなのです。

施術していて感じるのは、乳房が脇に流れてへばりついている女性は少なくないということです。固まって動きの少ない乳房は、循環が悪くなっています。原因は、合わないブラジャーや、無理に乳房をブラジャーに押し込み固定して、歪んだ状態が長期間続いていることだと思います。

生理前に乳房が張るときは、よく揺らすとよいようです。また、冷えや生理痛があったり、PMS(月経前症候群)がある女性も、マッサージや揺らしたりして乳房のケアをすると改善することがあります。卵巣から女性ホルモンが沢山出ていても、全身に行き渡らなければ、十分には機能しません。乳房のケアは、女性ホルモンを全身にスムーズに循環させる効果も期待できます。

乳房をいい状態に保つには、揺らすことが必要ですが、適当に揺らすと垂れてくる危険があります。持ち上げて、きれいな形に整えてから、上の方向に揺らすことがポイントです。左右の乳房の大きさに差が出ないように、左右同じ回数を揺らしたほうがいいでしょう。

乳房がきれいなお椀型で乳首が上を向いていて、トップとアンダーの差が大きく、柔らかくて艶があれば、男性を惹き付けますし、女性自身もうれしいはずです。

それは女性ホルモンのバランスが整っていて健康体だということでもあります。体の状態が良ければ、心も穏やかになり人に優しく接したり、自信もでてくると思います。
※参考文献/「DVDでよくわかる きれいをつくる おっぱい体操」神藤多喜子 (著)

女性ホルモンについて

女性器

排卵の3日ほど前から女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が増えます。その時期は、肌がツヤツヤになり、精神的にも安定し、女性としての魅力も増します。良い雄を捕まえてセックスして妊娠するためです。

エストロゲンは、精神面にも作用します。穏やかさや優しさ、柔軟性、受容力をが増します。男を優しく受け入れようという気持ちを起させるのです。

もうひとつの女性ホルモン、プロゲステロンが増える時期は、男を遠ざけようとする傾向が強くなります。妊娠している可能性があるからです。

妊娠してないと体が判断すると、プロゲステロンが子宮内膜の掃除、生理(月経)を起します。生理がが終わり、エストロゲンが増えてくると、また男を受け入れる体勢になるのです。

現代では、女性ホルモンのバランスが崩れている女性が多いようです。エストロゲンとプロゲステロンのバランスが悪いと、生理痛、生理不順などを起し、体内に毒素が溜まりやすく、自律神経も乱れるから肌がカサカサしたり冷たくなります。精神的にもイライラして、男を遠ざけてしまいます。

生理痛…月経時の体調不良について

女性の体内では、生理周期に合わせてプロスタグランジンというホルモンが分泌されています。プロスタグランジンは、子宮内膜から分泌され、子宮収縮を促して経血をスムーズに体外に出す役割があるので、月経に必要不可欠なホルモンといえます。

ただ、プロスタグランジンは、痛みを感じる閾値を下げて痛みを感じやすくさせる作用と、炎症を引き起こす作用があります。生理前にプロスタグランジンの分泌量が増えますが、過剰に分泌すると、頭痛や腰痛、だるさ、吐き気など生理痛が悪化することもあります。

プロスタグランジンは女性だけのものではありません。プロスタグランジンは、人間の体の中の様々な組織や器官に存在し、色々な役割を担うホルモンです。具体的には、血圧低下作用や筋肉の収縮作用、黄体退行作用、血管拡張作用などがあります。

無月経について

無月経は「3カ月以上」生理がない状態をいい、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが上回る「エネルギー不足」が主な要因で発症します。無月経が続けば、骨を強くする女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下。骨がもろくなり、疲労骨折しやすい体になります。

スポーツ選手に多い無月経ですが、日本産科婦人科学会と国立スポーツ科学センター が女子大学生2153人を調査したところ、調査時に無月経だったのは、運動していない一般の学生が2・4%。全国大会レベルの 学生は7・6%でした。疲労骨折を経験した割合は、運動している学生は、していない学生に比べて約5倍にもなりました。うち4割は16歳か17歳で発症しています。

過度のダイエット(減量)も、無月経の原因になります。月経(生理)は、ある程度の体脂肪が必要です。激しすぎる(スポーツの)練習や、ダイエットのし過ぎは、無月経を引き起こします。

生理痛・生理不順と薬について

ロキソニンやボルタレンは、生理痛に悩む女性の利用者が多いです。しかし、血管を収縮させ、痛みを抑える薬の作用で、血行が悪くなり体温が低下すると冷え性になります。肩こりも悪化します。子宮の血流が悪化すれば、子宮筋腫などの婦人病が発症しやすくなります。

女性ホルモンの分泌を抑え、生理痛や子宮内膜症に効くとされるスプレキュアやナサニールには、骨粗鬆症を引き起こす副作用があります。女性ホルモンは骨の形成を進め、古い骨の破壊を抑える働きがあります。その分泌量が減れば骨に含まれるカルシウム量が減少し骨密度が低くなり、骨折しやすくなるのです。

女性ホルモンは、量が足りなくても不調をきたしますが、多すぎても発がんリスクなどが高くなります。長期間女性ホルモン剤を飲み続けると、乳がんや子宮体がん、子宮内膜症といった病気の発症リスクが高まるとされています。

イギリスの大規模な疫学調査「ミリオン・ウィメン・スタディ」によれば、プレマリンは、プロゲステロン(黄体ホルモン)を含む薬と併用した場合、使用期間が5〜9年だと、乳がんの発症率は未使用者に比べて2・17倍になるそうです。