マンモグラフィは有効か?

乳がん検査のマンモグラフィー(乳腺の特殊なX線撮影)が有効かどうかの調査結果があります。

カナダの研究で約9万人の40歳から59歳までの女性を、くじ引きで毎年マンモグラフィーを受けるグループと受けないグループに分けたところ、25年間の経過観察において死亡率に差がなかったそうです。

閉経前の女性の乳房は細胞が密集しているため、マンモグラフィーでは腫瘍を正確に発見することが難しいそうです。

マンモグラフィー診断では、5割程度も、がんでない細胞の変異をがんと判定することがあるそうです。これは他のがんでも同様で、診断する医師の技量や判断基準によっても、診断にばらつきが出るのは避けられないそうです。

ですから、検査で、不必要に乳房を摘出されてるケースも無いとは言えないでしょう。

さらに、マンモグラフィー検査は、放射線を使います。つまり乳房が被曝するということです。マンモグラフィによる被曝量は、1回あたり約0.1ミリシーベルトです。自然界からうける年間放射線量は地域によって違いますが、平均すると約2.4ミリシーベルトです。マンモグラフィーの被曝量は、たった1回分ですが、自然界の放射線量は年間であることに注意してください。

もちろん、被曝によって発ガンすることもあります。検査だからといって完全に安全とは言えないということになります。

マンモグラフィーで乳がんを早期発見すれば、命が助かるかのような宣伝、広報が日本では広く行われていますが、上記のような事実もありますので、ご自身でよく考えて判断したほうがいいと思います。