膝痛について

膝の痛みについて

今では多くの家庭は、生活様式が洋風になり、フローリングにソファー、トイレも洋式、畳の上で正座したり、和式トイレでしゃんがんだりする機会はほとんどないくらいです。そのためか、気がつくと正座がしにくい、出来ないという人が増えているようです。

正座することで、大腿部の筋肉はかなり伸ばすことができます。しかし、正座は膝に悪いとか、既に膝が痛いために正座を避けている方もいるようです。

大腿部の筋肉は大腿四頭筋群と呼ばれ、4つの筋肉が集まっています(内側広筋、大腿直筋、中間広筋、外側広筋)。内側広筋は、一番反応が早く瞬発力がありますが、一番先にエネルギー不足に陥り疲労するのもこの筋肉です。

登山(特に下山時)や、日頃の運動してない人が全力疾走した後などに、膝がガクガクすることがありますが(膝が笑うという現象)、これは、内側広筋がバテて膝を支えられなくなるために起きるものです。正座時の膝の痛みも、内側広筋がこわばりムースに伸びたり縮んだりできなくなることが原因です。

スポーツや事故などで骨が損傷し靭帯も損傷して発生した痛みの場合は、患部を固定し安静することが必要です。

しかし、軽いジョギングやウォーキングやエクササイズなどで、場合によっては、特に思い当たることがなくても、いつの間にか少しずつ膝が痛くなってきた方は多いようです。

そういう患者さんに対して「正座は膝に負担がかかるからしないように(正座をすると軟骨を痛めるなどの理由づけで)。あまり膝に負担のかかることをせずに安静にしておきましょう」などと指導する場合も多いと思います。

しかし今までたいした運動もしなかった人を更に安静にしておけば、筋肉は萎縮し硬くなり関節の動きも悪くなるはずです。膝につながっている筋肉が硬く緊張しているのが痛みの原因なのにです。
近頃はヒアルロン酸の関節内注射が膝痛の治療として行なわれているようです。ヒアルロン酸は、関節内部において、骨と骨の磨耗を防ぐ潤滑剤の様な働きをしています。また、関節のクッション材の働きをする軟骨に、栄養を与える働きもしています。ただ、栄養を与えるだけで膝痛が完治するかどうかは、一概に言えないようです。原因は栄養不足ではなく、膝関節も含めた全身の骨格の歪みと、それを引き起こしている筋肉の継続的な過緊張にある場合が多いと思われるからです。

スポーツや事故でもない、日常生活で起きた膝痛の原因は、筋肉が縮んで関節を押し固め、その結果、関節運動が阻害されているだけと考えられます。

高齢でも元気にスポーツや登山を楽しまれている方はたくさんおられます。そういう方でも、MRIで膝の検査をすれば、その多くに半月版などの磨耗や損傷が発見される可能性は高いと思います。
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